忍者ブログ
ブログ移転を予定しています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

アジア野球選手権、第2ラウンドまで全日程を終了したようです。

中国は4位。もはや定位置です。
実は今回中国は天津が単独チームで派遣されていたんです。
全運会(国体に相当)があるおかげでナショナルチームの編成が出来ないとかなんとかで。
でもこの理由はかなり怪しい。なぜなら全運会とほとんどかぶってワールドカップがあるから。
ここにエントリーしているということはその気になれば代表は組めるということでしょう。
と、するとやはり経費の問題でしょうか。野球に金を使ってくれる天津の体育局しか遠征費用が出せそうになかったとか…?
だいたい昨年優勝とはいえ、今季優勝の北京が派遣されないのはやっぱりなんかあるんでしょうなぁ。

もし全運会という理由が本当ならワールドカップもちゃんとした代表チームを送ってこない可能性もありますね。(実際2003年W杯は上海が単独派遣されています)

それにしても今回の結果
日本戦 0-4
韓国戦 1-8
台湾戦 1-13


だんだんとらしさを発揮されたようでw
今回は呂建剛が大乱調だったようです。台湾戦ではお決まりのエラーの連鎖に加えて(酷かったらしいです)三発撃たれて撃沈。
初戦良い試合をしただけになんとも残念。2005年に韓国(アマ代表ですが)を撃破したことのある大会だけになんとも…
台湾にはここのところ国際大会で分が良かっただけに残念。
ただ初戦の日本戦では李文明が好投したようで、W杯初代表もあるかもしれません。
まぁ天津単独だったからという言い訳でごまかしておきましょう…


余談ですが、1次ラウンド、無事キッサダーはタイ代表入りしていたようです。
ただ…

ものがたり’09夏:タイ人投手、母国代表「最後の熱投」 夢を与えたい

衝撃の新事実が二つ。
・キッサダーが日本国籍取得を目指して、最後のタイ代表に?!
こないだキッサダーの姿勢を絶賛する記事を書いたばっかなのに…orz
これでタイ野球は間違いなく終わりです。ただ、彼がタイに残したものは計り知れないほど大きい。
ただキッサダーは日本国籍を取得してなにか有利なことがあるのでしょうか?

ん?日本国籍を取得…?

…取得?!


・実はキッサダーはハーフではなかった
これは衝撃の事実です。

>幼くして父を亡くした。母は日本人男性と再婚して母国を去り、祖母の下で「野球など知らずに」育った。
>小学5年で祖母が亡くなり、母の住む長野県東御(とうみ)市へ移った。

この書き方からするに、彼の実の両親は両方ともタイ人だということになります。
つまり日本人の父親は義理の父。
だからタイ代表としてプレーする時は白倉ではなくHeebthong(ヒップトーン)で出ていたわけですね。納得。
つまりタイ代表としてプレーしていたのも純粋なタイ国籍だから。たぶんそういう解釈でよいのでしょう。(ヨーロッパ等ではWBCではなくても二重国籍の選手が生まれていない国で代表になることがありますが、日本の場合ハーフの選手〔未成年で二重国籍状態の選手〕が日本以外の国で代表に招集された例を聞いたことがない)

これは驚きました。
つまりキッサダーには日本人の血は流れていないんですね。形的にいえばダルビッシュではなく朱大衛のようなケースと言えば分かりやすいかもしれません。

日本国籍取得ですか…東南アジア野球がますます心配になる今日この頃。
これからはアジアンカップで驚くべき快進撃を続けたスリランカに注目でしょう。
もちろん中国もですけどね(苦笑
PR


好きな選手とか、プレーに惹かれる選手とかそういった類のものはスポーツを愛する人なら誰にでもいるんだと思う。
でも「尊敬できる選手」となるとどうだろう。それはまたこういった選手とはひと味違うものではないだろうか。

自分の最も尊敬する選手の一人に白倉"ヒップトーン"キッサダーという選手がいる。
単に白倉キッサダーと言ったほうがピンと来る方も多いかもしれない。
彼はタイ人と日本人のハーフ※1。
タイで生まれ、日本で育った"タイ人"、つまりヒップトーン・キッサダーというのはタイ名なのだ。
彼は日本で野球と出会い、上田西高校から亜細亜大学に進学、最優秀防御率のタイトルも手にして昨年のドラフト候補にも挙がった。

高校3年で初めてタイ代表に招集され、以降エースとして投げに投げまくっている。
打線の援護が全くなくても、後続の投手がどれだけ打たれても代表として奮闘する彼の姿には敬意を表さずにはいられない。
青年海外協力隊の草の根の普及によって始まったタイ野球。
しかし日本で野球を学んだ男はやはりその中に入れば格が違うわけで、140kmを超える直球を捕るために捕手が湘南に派遣されて猛特訓したとか。

彼がタイ代表入りを決意したのは国際大会に出るためだろうか?
確かにキッサダー自身も「国際大会は貴重な経験」と重ねて発言している。
しかし、彼の投球を見るにそれだけであるとは思えない。
キッサダーのおかげでタイ代表はアジア5番手のフィリピンと肩を並べるまでにのし上がった。
タイ悲願のワールドカップにも出場した。でもそれが目的なのだろうか?

2007年、キッサダーはSEAゲームズにタイ代表として出場した。
SEAゲームズとは正式名称を東南アジア競技大会といい、東南アジア諸国のスポーツの祭典である。
考えて欲しい、たかがSEAゲームズである。
宿敵フィリピンがいるとはいえ、その他の出場国はミャンマー・マレーシア・カンボジア…あまりにも役不足である。
それでも彼は投げ続けた。ワールドカップならまだしも、SEAゲームズで。

2007年アジア野球選手権。
アジア3強と戦うチャンスを得る1次ラウンドにタイ代表エースの姿はあった。
かねてから貧打にあえぐタイ代表。
エースキッサダーが登板しなかったパキスタン戦で打撃力に定評のあった格下相手にまさかの敗戦。
そして迎えたフィリピン戦でキッサダーは快投を続け、スコアボードに0が9つ並ぶ。
ところが何ということだろう、反対側にも全く同じ数字が並んでいるではないか。
キッサダーは12イニングを完投、打線の援護を得ることなく引き分けに終わり、キッサダーが望んだ日本プロ代表と対戦するという夢はあえなく散ったのであった。

2009年SEAゲームズ決勝、マウンドにはまたしてもキッサダーが立っていた。
タイ-フィリピン。
相手投手は2007アジア選手権日本戦でも登板したJ.J.ロブレス。
タイ代表は見事金メダルに輝き、雪辱を果たしたのだった。

そして2009年アジア野球選手権が開催されようとしている。
今大会は五輪予選を兼ねない(今後永遠に兼ねることはないかもしれないのだが)アジア選手権、日本代表は社会人で構成される。
亜大卒業後、Honda鈴鹿に進んだキッサダー。
多くの社会人選手は日本代表を目指しているだろう。
しかし、彼は違う。
今大会メンバー入りしているかはまだ分からないが※2、見つめる先はタイランドなのだ。

ヒップトーン・キッサダー。
彼の姿にはWBCイタリア代表として出場したピアッツァ、いやそれ以上のものを感じる。
地位や名誉の為なんかではない。タイ不動のエースナンバー18は世界で投げ続ける。

以下参考:

37thワールドカップ2007 タイ-オランダ @Stadeo.TV(動画)

成績  
回/被安/奪三/四死/自責
vsオランダ 5 7 4 5 4
vsオーストラリア1 1 2 1 0
vsドイツ 8 2 2 5 0
vsベネズエラ 1 0 0 1 0
総 合 成 績 15 10 8 12 4 防御率2.40
↑見よ、この数字。


追記:
※1 後に純粋なタイ人であることが判明 参照:アジア野球選手権2009+キッサダー
※2 ちゃんと代表入りしました。
前からちょこちょこ話題に出してきたIBAFワールドカップ。
今年はヨーロッパ各地で行われます。

ところが、開催地のひとつであったロシアが直前になってドタキャンの噂が流れ、案の定正式に辞退。
IBAF Announces Relocation of One of the 2009 Baseball World Cup First Round Sites from Russia to Croatia


考えてみればロシア野球は荒波に揉まれているわけでしてAA世代なんかではロシアは欧州屈指の強豪なのですが、シニア世代の野球人口が悲惨なことになってるみたいで(この傾向はどこの国も抱えています)一時期は国内の野球人口が600人になったなんていう報道もあったほど。
そんなこんなで協会のほうも体力がなくなってしまったのか、今回の事態となったわけです。

なぜこの問題を取り上げたかといえば、ワールドカップ予選ロシアグループには日本も含まれています。
つまり日本代表の遠征地が変更になったというわけです。


そしてロシア辞退でフランスの代替出場・代替開催が噂されていた中、公式発表で彗星の如く現れた国、それがクロアチアです。
クロアチア野球は正直ここ数年力をつけてきているということぐらいしか分かりません。
正直ヨーロッパは「専門外」というか、欧州新興国の選手個人まではほとんど詳しく知らない自分でもスウェーデンあたりまでならまだ知っている選手もいますが、クロアチアとなると…

まぁそれでも近年は各種国際大会へ代表チームを派遣しだしていますし、まずまずの成績を残してきています。
欧州で間違いなく10本の指には入るはず。
そういえばクロアチアは欧州選手権でも欧州4番手当たりを走るドイツと好ゲームを繰り広げていました。

ヨーロッパ野球選手権2007 ドイツ-クロアチア(動画で見れます@Stadeo.TV)

一昨年北京のプレ五輪で日本代表(2軍+大学生)がチェコと大接戦を繰り広げた時に「チェコが野球をやっているとは知らなかった」という衝撃のコメントを発した某国監督がいましたが、クロアチアはさらにアジア方面とは接触が少ないということで日本代表はどう戦うか。
普通に考えれば大学生がでても社会人が出ても圧勝でしょうけど、プレ五輪の件も考えると気を抜けないところ。
逆にクロアチアにとっては存在をアピールするチャンス。

IBFワールドカップ2009・クロアチアラウンドは日本・クロアチア・イギリス・ニカラグアを擁して9月9日、ザグレブで開幕します。
案外日本のアマレベルならどこも気を抜いてはいけない相手ですよ。
◇選手移動情報◇
オフの選手移動先情報
●08’オフ~09版
最終更新2009/4/2

バックナンバー
■07オフ~08開幕前
最終更新2008/4/23
■06オフ~07開幕前
最終更新2007/3/28
プロフィール
HN:
westline
性別:
男性
自己紹介:
◆HomePage
Westline研究所
コメント
[01/18 Arnoldinvevy]
[01/17 Michalhums]
[01/17 ViktorianChets]
[11/11 westline@管理人]
[11/07 らー]
[10/19 中日ドラゴンズ徹底ブログ管理人]
[10/19 westline@管理人]
ブログ内検索
カウンタ
〔2006/03/07~〕
ADMIN

Copyright © [ | 野球バカのやってみました | ] All rights reserved.
Special Template : CSS*TEMP
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]