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インドの「100万ドルの腕」がプロデビューへ

いやぁ。ついにっていう感じです。
予想以上のスピード出世とでもいうのか。
彼らの存在は以前から知っていましたが、これほど早くマイナー登板できるとは思っていませんでした。

メジャーは今急速にマーケットを広げていますが、もたもたしていてなかなか普及が進まない中国を尻目に今度はインドにターゲットを定め長期的に狙っていくようだ。
現在マイナーは半分近くが非アメリカ人だそうで(アメリカ系外国人も含めたらもっと多いでしょう)、メジャー拡大が進む中でレベル維持しようと思うとマーケット拡大は必須なのだろう。


インドへの野球普及ですが、可能性は大いにあると思う。(どこの国でも言えるが、資金的な面さえクリアすればの話)
同じくクリケット文化圏だったパキスタンで野球が始まり、レベルが上がってきたことを考えるとインドも普及の上で問題はないだろう。
実はインドはアジア野球選手権に1987年と1989年の過去2回出場している記録がのこっており、またアジアカップ(アジア野球選手権の下部大会にあたる)にもたびたび出場している(たぶんクリケット本職の選手が多いんでしょうが)。さらには女子野球も発展途上であることを考えると、なんだか行けそうな気がしないでもない。
インドといえばダース投手もいますが、キッサダーとは違って彼はダルビッシュのように日本国籍をとるかもしれませんね。


今回の彼らの凄いところはその番組に出演するまで「野球」というものを見たこともなかったということ。
それでも140km超のボールを投げてしまうから恐ろしいもの。
彼らのトレーニング中の動画を見たことがありますが、野球ではどのようなフォームでボールを投げるのかから指導を受けていました。

彼らの生まれた実家にはテレビも電話もないんだそうです。
彼らがMLBと契約したということで地元の村は大騒ぎ。衛星放送のアンテナが立ったんだそうな。

別の記事によるとカーブとチェンジアップも習得中ということで。
シンとパテル、未来のインド代表として頭に入れておかなければならない名前だ。

シンの投球


パテルの投球


これがちょっと前まで野球を見たこともなかった人間の投げる球ですか?w
さすがにフィールディングはアレですが。。
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カムバック五輪野球(1)

野球の五輪復帰にはソフトボールの存在も大きい。
野球と似て非なるスポーツ、ソフトボールも同じくして五輪からの除外が決定した。
ソフトボールも熱烈な五輪復活をアピールする運動を行っている。
日本においては女子はソフトボール、男子は野球という棲み分けが出来ている。もちろん男子ソフトボールだって女子野球だって存在するにも関わらず。

驚くなかれ、世界の野球新興国のほとんどの連盟において新興スポーツ「baseball」は「softball」と同じ連盟組織になっているのだ。これはまだ良い方で、さらにはクリケット・ホッケーなんかと一緒になっているところまである。
まぁサッカーで言えばフットサルやビーチサッカーが同じ連盟になっていたりするようなもんなのかもしれないが、ともに五輪競技であるバレーボールとビーチバレーが同じ連盟であるのとは訳が違うような気がしてならない。

互いに男子ソフトと女子野球の競技人口を食いつぶし合っているような状況の中、野球はソフトボールに共同での五輪復帰を提案したがソフトボール側から拒否。
IBAFは女子野球のワールドカップを初開催して野球単独での女子のマーケット開拓に動き出した。
もしどちらかのみが五輪復帰となった場合に男女ともに採用されるのだろうか?
ソフトボールとの共存をはかることが難しくなった今、オリンピック的にも女子野球の普及が求められているといえよう。
男子野球でさえ普及に苦心しているところに女子人口の分までのしかかってきているのだから、「baseball」という競技そのものに対する将来は非常に厳しいものになっている。(そもそも女子人口をソフトボールに妥協して長い間女子に目を向けていなかった野球自身にも責任がある)


さらなる五輪復帰を阻む大きな理由にトップ選手の不参加がある。つまり、MLB選手が出場しないのだ。
現在はプロ主体にチームを送り込んでいるが、もともと野球にとって五輪はアマ選手にとっての最も大きな舞台であった。
しかし、オリンピックは各競技の世界トップ選手が一堂に会す大会。アマチュアで編成することに異論は多い。

“ワールドスポーツ”であるとされるサッカーは五輪は一応年齢制限を設けている。
しかしサッカーにはワールドカップという押しも押されぬ国を挙げた各国トップ選手の大会が存在している。
野球でも五輪はアマチュアでというのもまた一理ある。
しかしそれには最強選手が集まった「代わりの大会」が絶対必要だ。
「真の世界一」を決めるべくして始まったWBC。ところがふたを開けてみればMLB主催で参加国が最初から決まっていて予選がない(一部の国による大きな親善試合大会といわれても反論できない)という有様。
予選をしたって今の世界の野球レベルでは本戦に出場国は今とほとんど変わりはないだろう。
しかし、baseballが真の国際スポーツであるためにはすべての加盟国で予選を行う三角形型に頂点を決める大会が必要ではないのか?
本来サッカーのワールドカップにあたるべきIBAFワールドカップは主要国のプロ選手が出場しない(出れない)
そもそも破格の影響力を持つMLBがIBAFに加盟していないという事実。
本来であれば、五輪競技であろうとなかろうとこっちが真の世界一を決める大会でなくてはいけないはずだ。

しかしながら現実は現実。主要国は勝手に国内でリーグを開催して勝手に盛り上がって自己満足しているのが現状。
未加盟の最大組織がやっと重い腰を上げるまで現状は変わってこなかった。
やっとあげた重い腰もやっぱり一部の国による「WBCという名の大きな親善試合」になってしまって出場できないIBAF加盟各国は何一つ恩恵を受けることはない。
だからこそ、「baseball」は五輪にすがる必要性に迫られている。
野球にとっては最高峰の大会でなくても、「スポーツ」にとって最も権威ある大会。
それさえも除外されてしまうと、野球新興国が「baseball」という競技を普及推進する理由が無くなってしまう。
「baseballっていうスポーツがあってね、オリンピック競技じゃないけどアメリカや日本では巨大なマーケットがあって、一流選手は国の顔でスターなんだよ」
といくら説明したところで、それは日本で
「クリケットって言うスポーツがあってね、オリンピック競技じゃないけどインドや旧イギリス圏内の国では凄い人気があって、国民は一日中試合に熱中するんだ。一流選手はスターなんだぜ」
と必死こいているのと何ら変わりはない。
強化費が下りるというのもかなり大きな理由のひとつだが、「五輪競技である」というメンツがあるかないかで「baseball」という競技自体の価値を大きく左右することになるのではないか。


本来「baseball」という競技を高めていく上で先頭に立つべき野球先進国が「MLB」「プロ野球」「職業棒球」という一種の娯楽に傾倒しすぎてしまったことによって、これからそのように成長していくべき国々に多大な迷惑をかけるような事態となっている。
MLBが欧州や南米に野球学校を作りだしている。
日本もカープアカデミーはじめ、アジア地域の野球の向上に力を尽くしてきた。
しかしどうだ。それらの努力を無にする事態を自分たちで引き起こしてはいないか?


現状が打開されない限り、五輪に野球は必要だ。
しかし、事実野球は除外された。ともにパートナーであった(と野球側が勝手に思っていただけかもしれないが)はずのソフトボールからもそっぽを向かれた。
だったら現状を打開するしか道はない。
確実に少しずつではあるが普及の成果は出ているように見える。その芽に花咲かせるためには、五輪復帰が難しそうな今こそIBAFを頂点にした三角形の組織を構築する時がきているはずだ。

五輪除外と復帰運動。「野球競技」にとって過去最大の山場を迎えていることは間違いない。


参考:吉田えり初登板から女子野球を考える
ご存じの通り、先の北京五輪をもって夏季オリンピックから野球競技が消滅した。
野球競技は2016年の五輪復活をラグビーや空手なんかと争うわけである。


そもそも、WBCという「真の世界一を決める」大会を作ったにも関わらずオリンピックにおいて野球競技など必要ないのではないだろうか?
答えは否。
理由は簡単。最大の問題は各国の強化費ストップである。
世界のほとんどの国において「baseball」は五輪競技であるからこそ強化費が国家予算から出ているわけだ。
つまり、野球競技の五輪除外は、各国における「baseball」の地位を日本でいうところのスカッシュや男子新体操、もっといえば綱引きと同等にしてしまうということになる。

五輪から野球が除外される理由はいくつか挙げられるわけだが、分かりやすい問題といえるのが「普及」である。
よく「ヨーロッパでは野球など誰もやっていない」などと安易に詭弁を抜かす輩がいるが、野球ファンなら知っている通り(自称野球好きでもこういう事を抜かす輩がいるが)欧州における野球の地位は高くはないものの多くの国内リーグを持ちそしてクラブ選手権や欧州選手権も定期的に開催されており(これは非常に貴重なことなんです)、むしろたった4チームによるクラブ選手権に苦心しているどこかよりもよっぽど未来があるように思うわけで。

CEB(ヨーロッパ野球連盟加盟)の39カ国というのはIBAF(国際野球連盟)傘下の各地域連盟の中で最も多い(単純に欧州に国家が多いというのはあるが)加盟国を誇っている。
しかしその半数近くが1990年以降の加盟であって、つまるところ世界レベルで考えれば100年以上の歴史がある「baseball」にしたって国家レベルでのスポーツとして認知されてきたのはここ数十年のことということが分かる。
結論として確かにヨーロッパは野球新興地域ではあるが、イギリス・ベルギーといった野球草創期から関わっている国々からオランダ・イタリアといった野球中堅国、チェコ・ドイツのような伸び盛りの国など世界的な野球水準からいえば決して誰もやっていないとは言えないはずだが。

ヨーロッパの話を延々してしまったが、今まで日本人にとって野球はとても身近なスポーツなため、世界に野球を普及させるという話にピンと来ない人が多かったように思う。
しかし五輪除外の決定、さらにはWBCの熱気に湧く裏でアメリカの国際野球に関する関心のなさや世界的なbaseballの現状が少しずつ報道されるようになるにつれ、徐々にではあるが関心が出てきたのではないかなぁと思えるようになった。

「アンチ巨人」とか「阪神ファン」などといっている場合ではない。
それだけテレビの前でWBCに興奮し、中国にひやひやさせられた日本人なら、これから数年ないし数十年先しのぎを削ることになりかねない国々のことについて関心を持つ義務がある。


話を戻して、ではこの「新興スポーツ」である野球をオリンピックに呼び戻すにはどうしたらよいのか。
簡単な話ではないというのは誰でも分かる話。
まずは野球のルールをもっと単純にするべきだとかなんだかんだ言うていたりするわけですが、そんな大幅なルール改正には現実味はないはず。
ではどうするのか。
これはそれ以外の問題点をひとつひとつ潰していくしかないわけで…




本題は(2)につづく  …つもり。
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